この記事では、「舵を取る」と「舵を切る」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「舵を取る」とは?
うまく前に進めないでいる人を誘導しては歩けるよう分かりやすく誘導することを「舵を取る」【かじをとる】といいます。
自分が先頭に立って良い見本となり、物事がうまくできるようにしてあげるのです。
「上司は仕事で躓く部下の舵を取る」というように、資料作成の方法を教えたり、効率良くできる方法など具体的に見せて正しい方向へと進めるようにします。
「舵を切る」とは?
相手が問題を抱えて前に進めないでいるとき、頭を転換させて回避する方法を伝えることを「舵を切る」【かじをきる】といいます。
物事を行なっているとき、前に壁がはだかれば別のやり方を考えて方向性を変えては危険を回避するのです。
このような意味から、職場では仕事につまづいたとき方針自体を変えて効率よく作業します。
「舵を取る」と「舵を切る」の違い
ここでは「舵を取る」と「舵を切る」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの言葉はどちらも相手に自らが加担する行為を示しますが、知識がなかったり、能力がないためどうやったらうまく作業ができるか悩む人が問題なく物事ができるよう誘導するときに使う言葉が「舵を取る」です。
もう一方の「舵を切る」は作業していて問題を抱えて前に進めないでいる人に目を向けて、方向性を変えるため道を切り開く手助けするという意味で使われています。
「舵を取る」の例文
・『新入社員をうまくまとめるため経験が多い上司が舵を取る』
・『相手の親に結婚報告するとき、彼女がうまく舵を取ってくれた』
「舵を切る」の例文
・『風力発電事業に詳しい専門家が地元住人の舵を切る』
・『何も知識がない人が舵を切り、混乱を招いてしまった』
まとめ
「舵」を使った言葉をご紹介しましたが、「取る」と「切る」の違いにより使い方が違います。
どう使えばいいか勉強して、うまく使えるように工夫してみましょう。