この記事では、「傲岸不遜」と「唯我独尊」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「傲岸不遜」とは?
おごり高ぶり、思い上がる態度を見せることを「傲岸不遜」【ごうがんふそん】といいます。
謙虚な態度を見せるのではなく、どこか相手よりも自分の方ができると優越感に浸り、威張るのです。
威張り散らし、へりくだった様子が見えないといった意味としても使われています。
例えば、上司という立場から部下の前で偉そうにしては大声で指示したり、自分本意に動かすといった酷いところが見られるのです。
「唯我独尊」とは?
自分が1番偉いと思ってはうぬぼれている言動や態度を見せるのが「唯我独尊」【ゆいがどくそん】といいます。
神のように敬われ、人々が集まって奉る存在であると勘違いして人を下に見たり、相手に面倒なことをやらせても感謝すらしないのです。
このような人は偉いとおごり高ぶり、部下をこきつかったり、家族でさえ小間使いのように扱うといった行動も見られます。
「傲岸不遜」と「唯我独尊」の違い
「傲岸不遜」と「唯我独尊」の違いを、分かりやすく解説します。
酷くうぬぼれる気持ちが強く出ている人で、自分は敬われる存在であるべきと勘違いしては偉そうにする人を「傲岸不遜」といいます。
もう一方の「唯我独尊」は自分が1番尊い者であり、うぬぼれた態度を見せたり、言葉を発する行為を見せるのです。
偉そうにする様子に焦点を当てていますが、「傲岸不遜」は思い上がり、威張る態度を見せる言葉になります。
「傲岸不遜」の例文
・『新しい店長は傲岸不遜で店員の前でふんぞり返った態度を見せる』
・『上司は英語も堪能で外国人と商談できるが、傲岸不遜で誰もついて来ない』
「唯我独尊」の例文
・『勝手な振る舞いする妹は、我侭な言動が目立つ彼氏は唯我独尊だ』
・『何でも出来ると豪語する姉は、唯我独尊な態度で友人さえ見下す』
まとめ
四文字熟語の意味には、人に対して苛立つ態度を伝える言葉がいくつかあります。
どういった人に使えばより意味が通じる言葉になるか勉強してみるといいでしょう。