「佇む」と「立止まる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「佇む」と「立止まる」の違いとは?違い

この記事では、「佇む」「立止まる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「佇む」とは?

意識せずその場に立つことを「佇む」【たたずむ】といいます。

自分を意識したり、過去を思い出すというよりも、その場に立って何気なく景色に目を向けるといった状態を指す言葉です。

使い方としては、「川辺に佇む」といった言い方して、しばらくその場所に立って水面を見つめるといった意味で使われています。

立っているときは何をするでもなく、じっとその場に立ち留まるのです。


「立止まる」とは?

その場にじっと止って立つ行為を「立止まる」【たちどまる】といいます。

歩いているときふと景色が目に入ってきたり、人の動きが気になった際は歩みを止めて、その場所に留まり他の所には行かない動きを指すのです。

使い方としては、「危険なので急に立止まるな」と注意されるのは、後ろから来た車が急には止れないので追突される恐れがあります。


「佇む」と「立止まる」の違い

ここでは「佇む」「立止まる」の違いを、分かりやすく解説します。

歩いていたとき、ふとその場に立ち留まることを「佇む」といいます。

「橋の中心でふと佇む」と何も意識せず、遠くの景色を眺める人の行動を指すわけです。

もう一方の「立止まる」は歩いていた行動を意識的にやめて、足を動かさず立つという意味で使われています。

また、「工事が立止まる」といえば、それまで行なわれていたものが予算や事故が起きたことで作業が滞るという意味で使うのです。

「佇む」の例文

・『子どもの頃に妹と手をつないでよく行った土手に佇む』
・『兄を見送った弟は、しばらく空港のロビーに佇んでいた』

「立止まる」の例文

・『殿様を乗せた馬が立止まると、村人は地面にひれ伏した』
・『速度を出した車に対して警察車両が立止まるよう促した』

まとめ

人間の行動に関する言葉を2つご紹介しました。

どのような状況でどう使うかに目を向けて、行動を伝えてみるといいでしょう。

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