最近では、SNSで多くの人たちと毎日コミュニケーションをしていますが、その時、気になるのがやはり自分以外の人たちの意見です。
しかし、それを知るのは難しいのが現実です。
なぜなら、彼ら、彼女らはいつも自分たちの本心を表明しているわけではないからです。
それでは、この「彼ら」とはどういう意味でしょうか。
また、「彼達」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「彼ら」と「彼達」の違いを分かりやすく説明していきます。
「彼ら」とは?
「彼ら」とは、いうまでもなく「彼」という言葉の複数形として用いられるもので、言語学的には三人称というものです。
これは自分が一人称、話している相手が二人称、そしてそこにいない人が三人称です。
また、「彼」は通常男性の三人称なので、複数の男性、あるいは世間一般の男性のことになります。
「彼達」とは?
「彼達」とは、いうまでもなく「彼」という言葉の複数形として用いられるもので、前述と同様に三人称の言葉です。
やはり「彼」がベースなので、男性のことを表しています。
「彼ら」と「彼達」の違い
「彼ら」と「彼達」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、男性の三人称の複数形という部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、意味としては全く同じだが、言葉としての丁寧さが若干「彼達」の方が「彼ら」よりも上であるというだけでしょう。
したがって、この2つのどちらを使っても意味は変わりませんが、目上の人に対して使用する場合には「彼達」を使った方が無難でしょう。
しかし、現代においてはなぜか「彼女達」に比べると「彼達」という表現が使われる頻度が極端に低いというのも考慮すべきです。
「彼ら」の例文
・『彼らが共同で執筆した論文は学会で認められました』
・『彼らの言っていることは間違ってはいません』
「彼達」の例文
・『彼達の行動はみんなのためを思ってのことです』
・『彼達はどこにいらっしゃったのですか』
まとめ
この記事では、「彼ら」と「彼達」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。
