「クランクアップ」と「オールアップ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「クランクアップ」と「オールアップ」の違いとは?違い

「クランクアップ」「オールアップ」はどちらも映画やドラマの撮影に関係する用語ですが、どう違うのでしょうか。

この記事では、「クランクアップ」「オールアップ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「クランクアップ」とは?

「クランクアップ」とは、「映像作品で予定していたシーンを全て取り終えること」を意味する言葉です。

映画やドラマの撮影作業が全部完了して終わることを指します。

映像作品の撮影開始を「クランクイン」といい、その反対にあたる撮影完了が「クランクアップ」です。


「オールアップ」とは?

「オールアップ」とは、「それぞれの役者の出演シーンを全て取り終えること」を意味する言葉です。

映像作品には多くの役者が出演しますがそれぞれの役者ごとに出番の長さはバラバラです。

撮影スケジュールもそれぞれ異なるため出番の少ない人ほど撮影期間は長く少ない人ほど短くなります。

それぞれの役者が自分の撮影シーンを全て撮り終えることを「オールアップ」といいます。


「クランクアップ」と「オールアップ」の違い

「クランクアップ」「オールアップ」の違いを、分かりやすく解説します。

「クランクアップ」「オールアップ」の違いは「全体か個別か」です。

映像作品全体の撮影完了が「クランクアップ」で、作品に出演している個々の役者の撮影完了が「オールアップ」という違いで区別します。

撮影スケジュールが進み最後の役者が「オールアップ」になったところで撮影は完了し「クランクアップ」になります。

「クランクアップ」の例文

・『3年がかりでようやくクランクアップした』
・『クランクアップ後はすぐに編集作業が始まる』

「オールアップ」の例文

・『端役なので1日でオールアップだ』
・『オールアップした役者に花束が渡される』

まとめ

「クランクアップ」「オールアップ」はどちらも撮影完了を表す言葉ですが、撮り終わったのが作品全体か個々の役者かで使い分けられます。

明確な基準で区別されるので覚えておきましょう。

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