アウトドアで火を使うための道具として「ウッドストーブ」と「焚き火台」があります。
2つの道具にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「ウッドストーブ」と「焚き火台」の違いを解説します。
「ウッドストーブ」とは?
「ウッドストーブ」とは、「拾った木材を燃やして燃料にするアウトドア用のストーブ」を指す言葉です。
「ウッドストーブ」の使い方
燃料を燃やして熱を得る装置を「ストーブ」といいます。
一般的には室内を暖める暖房器具を指しますがアウトドア用のものは熱だけではなく炎を利用して食材を調理するのにも使います。
木の枝や枯葉などアウトドアで現地調達できる木材を燃料に使う燃焼道具が「ウッドストーブ」です。
調理に使いやすい円筒型と持ち運びやすい箱型の2種類に大別され、空気を効率よく送り込んだり断熱性を高めたりなどの工夫が施されているので少ない燃料で効率よく炎を燃やせます。
「焚き火台」とは?
「焚き火台」とは、「薪などのせて焚き火をするための台」のことです。
「焚き火台」の使い方
アウトドアでは薪をくみ上げて火をおこして焚き火を作り調理や暖を取るのに使いますが、管理されたキャンプ場では地面で直接火を起こすのを禁じているところが少なくありません。
地面で直接焚き火をしないために使う土台が「焚き火台」です。
地面を焦がさず汚さないだけでなく枯れ草への延焼防止や後片付けの簡略化などの効果があります。
「ウッドストーブ」と「焚き火台」の違い
「ウッドストーブ」と「焚き火台」の違いは「燃料」です。
「ウッドストーブ」は現地で調達した枯れ木や落ち葉など水分を含む木材を燃料に使うことを前提に燃焼促進効果が高められているのに対し、「焚き火台」は事前に用意した薪の利用を想定しているため特別な燃焼促進の工夫はありません。
「ウッドストーブ」は十分に燃焼しきらなかった未燃焼ガスを再度燃料として燃焼させる二次燃焼が可能なので湿気を含み燃えにくいで落ち葉などでも大きな炎が生み出せます。
まとめ
同じアウトドアで火を使うための道具でも「ウッドストーブ」と「焚き火台」では使い方や効果が全く異なります。
キャンプで火の管理に困らないよう目的に合わせてふさわしい道具を選んでください。