この記事では、「自責の念」と「自分を責める」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「自責の念」とは?
自分が過去に巻き起こした問題を深く反省しては責めては反省することを「自責の念」【じせきのねん】といいます。
それほど酷いと感じる行為した自分の行動に責任を取りたいと思う心待ちを指す言葉です。
例えば、愛してくれた人を一方に裏切ったり、ペットに餌を与えず餓死させてしまったなど周囲が酷いと感じる行為したとき深く反省します。
「自分を責める」とは?
人から好意を持ってもらったのに、期待に応えられなかったとき「自分を責める」【じぶんをせめる】のです。
例えば、年下の女の子から告白されたのに、好みでなかったので断る行為で相手を傷つけてしまったとき深く反省します。
また、病気になってしまったのも塩分が多い食事ばかり食べていたり、運動しなかったせいと分かったとき「自分を責める」のです。
「自責の念」と「自分を責める」の違い
「自責の念」と「自分を責める」の違いを、分かりやすく解説します。
過去に起こした問題について何年経っても後悔しては反省することを「自責の念」といいます。
無力であるため困った人を助けられなかったり、自分の不始末により家が燃えてしまったなど洒落にならない出来事を起こした人が強く反省するための心持ちを指すのです。
もう一方の「自分を責める」は人の親切心を蔑ろにした行動や、泣かせてしまった行動を後悔して反省します。
「自責の念」の方がより強く自分を責めては落ち込む気持ちが出る言葉です。
「自責の念」の例文
・『友人の彼女に手を出して妊娠させては自責の念に悩む』
・『子供に暴力をふるって怪我を負わせて自責の念に包まれる』
「自分を責める」の例文
・『あの時右折していれば、今頃目的地に到着していたと自分を責めた』
・『数学をもっと勉強していれば志願高に合格したと自分を責めた』
まとめ
己を責める気持ちを指す言葉を2つ取り上げましたが、どの程度強く責めてしまうか違いがあるので、自分なりに使い方を調べてみるといいでしょう。