この記事では、「配備」と「配置」の違いを分かりやすく説明していきます。
「配備」とは?
「配備」とは人や物を手配して特定の場所に置き準備することです。
人に対して「配備」と言う場合はただそこにいさせるのではなく、その場にいさせることでなにかに備えさせるという意味で使われます。
そのため軍隊などの軍備として人をおいておくこととして使われる場面が多くなりがちです。
その場合何かがあれば人は動くことになりますが、有事の際にすぐ動けるように準備警戒するという働きをその場でしていると言う事ができるでしょう。
「配備」するのが物の場合は設備のようにその場に固定しておき、使うときにも動かさずその場で使うような物に対して使います。
「配置」とは?
「配置」とは人や物を特定の場所や持ち場に割り当てて置くことです。
「配置」された人や物はその場で働き機能することも多いですが、必要に応じてそこから移動したり取り出したりして移動先で働くこともあります。
また最初からその場で働かせるために「配置」するのではなく、働いてほしい場所や利用したい場所が多いのでそういった場所にアクセスしやすい場所に「配置」されることも多いでしょう。
「配備」と「配置」の違い
「配備」と「配置」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも人や物を特定の場所に置くことですが「配備」は基本的に動かさずその場で働かせたり機能させるものです。
それに対して「配置」はその場から動かすことも想定していたり動かすこと前提でその場所に割り当てられます。
そのため「配備」するものはおいそれと動かせない大規模であることも多く、「配置」するものは動かしやすいものや動かそうと思えば動かせる程度の規模のものが多いです。
まとめ
基本的には設備や軍備などその場で何らかの仕事をさせるために手配して置いておくことが「配備」で、その場で機能させるだけでなくその場から動かせてその先で機能させることも想定して置いておくことが「配置」と考えればいいでしょう。
そのため大きさにも「配備」は大きめで「配置」は小さめなことも多いですが、これに関してはそういう傾向があるというだけで絶対ではありません。