この記事では、「敗退」と「敗北」の違いを分かりやすく説明していきます。
「敗退」とは?
敗退は、はいたいと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、争い事に負けるといった意味を持つ敗の漢字に、しりぞくとか後ろに下がるといった意味を所有する退の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ敗退は、試合や勝負に負けて退く事を表すのです。
「敗退」の言葉の使い方
敗退は、戦いや試合に負けてしまい退くといった意味の言葉として使われています。
退くという意味で分かる様に、ただ負けるだけでなく、大会から去るといった様にその場からいなくなるというニュアンスが込められているのです。
「敗北」とは?
敗北は、はいぼくと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、やぶれる等の意味の敗の文字に、背を向けて逃げるやきたといった意味がある北の文字を、付け加える事で誕生した言葉です。
以上の事から敗北は、戦いに負ける事を示します。
「敗北」の言葉の使い方
敗北は、戦いや試合に負けるという意味に用いられる言葉です。
具体的には、スポーツや格闘技の試合等で勝つ事が出来ずに負けてしまった際に、この敗北という言葉が良く使用されています。
「敗退」と「敗北」の違い
敗退と敗北の漢字を見比べれば、2文字目の漢字が、退と北という違いがある事を発見可能です。
所が最初の漢字は共に敗であり、どちらも、戦いに負けるといった意味を持っています。
とはいえ敗退は、負けて退くという意味であり、負ける事で大会等から去るといった意味が込められているのです。
一方の敗北は、よりシンプルに、戦いや試合に負ける、という意味を示します。
まとめ
2つの言葉は最初の文字が敗であり、どちらも、試合や戦いに負ける、という意味を表すのです。
ですが2文字目の漢字が違う事で、表現する意味合いのニュアンスにも相違点を見付ける事が出来ます。
ちなみに敗退は、負ける事で大会やトーナメントから去る、といった意味に使われるのです。
対する敗北はより単純に、試合や戦いで負ける、といった意味の言葉として用いられています。