この記事では、「破談」と「婚約破棄」の違いについて紹介します。
破談とは?
破談とは、一度取り決めた約束を取り消すことをいいます。
特に縁談を取り消すことを指す場合が多いです。
また、ビジネスなどで、まとまりかけた商談が一転して取り消された時に破談と表現することもあります。
「価値観の違いから破談になった」とか「せっかくまとまりかけた取引が破談になりそうだ」といった使い方をします。
破談は一度まとまりかけた話が壊れた時に使うので、最初から交渉が上手く行かなかった時には破談とはいいません。
婚約破棄とは?
婚約破棄とは、婚約が成立した後に一方的な申し出により婚約を取り消すことをいいます。
双方が合意の上で婚約を取り消す時には、婚約破棄とは言わず婚約解消といいます。
そもそも婚約は結婚の約束をすることで、法的には契約の一種になります。
正当な理由なく婚約を一方的に破棄した場合には、損害賠償を請求されることもあります。
婚約が成立しているかどうかは、状況によって総合的に判断されます。
結婚しようと口約束をしていただけでは、婚約が成立したとはいえません。
婚約指輪を受け取ったとか、職場に結婚の挨拶をした、結婚式を挙げるための式場を一緒に見学したりすると婚約は成立しているとみなされる可能性が高いです。
浮気など不貞行為があったり、DVなどを理由に婚約破棄をした場合には正当な理由となるので損害賠償を支払う必要はありません。
破談と婚約破棄の違い
破談は一度取り決めた約束を取り消すことで、婚約破棄もその1つです。
婚約破棄は婚約が成立している場合に使われますが、破談は必ず婚約が成立していなければいけないというわけではありません。
婚約する前の段階で縁談が壊れた場合にも、破談と使うことはあります。
また、破談は縁談だけではなく、商談などビジネスシーンでも使うことがある言葉です。
まとめ
婚約破棄は破談の一種です。
破談は縁談だけではなく、商談などビジネスで使うこともあります。