「回し者」と「ステマ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「回し者」と「ステマ」の違いとは?違い

ちょっと前までの友人との会話の中で、例えばあるレトルト食品のことをベタ褒めしたら、「お前はメーカーの回し者か」ということを言われたものです。

今ではあまり使わなくなっている表現ですが、この「回し者」とはどういう意味でしょうか。

また、「ステマ」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「回し者」「ステマ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「回し者」とは?

「回し者」とは、文字通り、「回されて来た人」という意味で使われている言葉です。

一般的には、一見その商品とは関係がないような人がその宣伝を行うことを言います。

ここでの「回された」とは、何かの目的を持って派遣されたというニュアンスです。


「ステマ」とは?

「ステマ」とは、「ステルスマーケティング」の略で、「ステルス」「隠密」「マーケティング」「宣伝活動」のことで、一般的には、それと気づかれないで何かの宣伝を行うことを言い、多くの場合はそれで報酬を得ます。

代表的なのは、報酬をもらって、さも一般のユーザーのように口コミサイトに良い意見を書き込むようなものです。


「回し者」と「ステマ」の違い

「回し者」「ステマ」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、同じような意味で使われている言葉ですが、違いはどこにあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「ステマ」を行っている人が「回し者」ということになります。

つまり、「ステマ」というのは宣伝行為ですが、それを頼まれて行っている人のことを、古い言い方で「回し者」と呼ぶということです。

「回し者」の例文

・『あなたはこの商品の良いところしか言わないが、メーカーの回し者ではないですか』
・『こんなに褒めるのは回し者だと言われてもしょうがないですね』

「ステマ」の例文

・『基本的にはステマは禁止されています』
・『報酬を貰わなければステマと言えないという理屈は成り立ちません』

まとめ

この記事では、「回し者」「ステマ」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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