「厳暑」と「猛暑」の違いとは?分かりやすく解釈

「厳暑」と「猛暑」の違いとは?違い

この記事では、「厳暑」【げんしょ】と「猛暑」【もうしょ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「厳暑」とは?意味

厳しいと感じる暑さを「厳暑」【げんしょ】といいます。

気温が32℃以上にもなる夏の日を指す言葉であり、外で立っているのもつらい状態であることを意味しています。

ぴりぴりする痛みが肌に走るような暑さで、額からは汗が滴り落ちて何度も拭くといった暑さのため、思わず冷房が効いた建物に入って過ごす人が増えるわけです。

また、外で立っていれば持っているアイスクリームが溶けてしまう暑い日を指します。


「猛暑」とは?意味

厳しい暑さというよりも、驚くほどの暑さで寝ていられないといった日を「猛暑」【もうしょ】といいます。

深夜になっても背中に汗がびっしょりかいてしまうし、吐き気がするほどの暑さでとうとう朝まで寝られない日が続くわけです。

通常の気温よりもかなり高い夏に「猛暑」になることが多く、水を飲んでもすぐに乾いてしまいます。


「厳暑」と「猛暑」の違い

「厳暑」「猛暑」の違いを、分かりやすく解説します。

セミがあちこちで鳴く声が激しく聞こえる状況を「厳暑」といいます。

太陽の日差しが強く、空から降り注ぐ光を手で遮らないと眩しくて歩けないといった状況を指す言葉です。

また、バス停で立っているだけで脇にじわりと汗をかくほどの暑さのため、人と歩いていても無言になってしまう日を指します。

もう一方の「猛暑」は、気温が35℃以上の日を指し、水をかぶっても濡れた髪がすぐ乾いてしまうほど暑い日を表す言葉です。

「厳暑」の例文

・『厳暑が続くので、友人と海に行って火照った体を冷やす』
・『今年の夏は厳暑のため、冷やし中華の注文が大幅に増えた』

「猛暑」の例文

・『猛暑になるとかき氷がよく売れるため、氷をたくさん仕入れた』
・『日差しが痛いと感じる猛暑は、街から歩く人が消える』

まとめ

どちらもかなり暑い日を指す言葉ですが、気温や環境などさまざまなところに違いが見られますので、実際に体験して異なる点を比べてみるといいでしょう。

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