この記事では、「アテモヤ」と「釈迦頭」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「アテモヤ」とは?
鳳梨釈迦と書いて「アテモヤ」と読むこの果実は、パイナップルとそっくりな食感と味が楽しめる品種です。
名前の由来はパイナップル釈迦という意味からきていて、全体的におうとつがいくつもあり、粒の先端は尖っています。
真ん中を切ると真っ白な実と黒い種が出てくる果実です。
糖度は20度から25度とかなり甘く、そのまま食べればクリーミーな中に酸味を、冷やせばシャキとした食感を楽しめます。
また、栄養価に優れていて、ビタミンや葉酸、たんぱく質、カリウム、鉄、亜鉛、カルシウムといった栄養素が含まれているのも魅力です。
「釈迦頭」とは?
お釈迦様の頭に似た「釈迦頭」【バイレンシ】の形は丸く、表面は大きめの鱗がいくつもあります。
とても甘く、濃厚な味が楽しめる果実であり、酸味も楽しめるこの果実を現地ではシュガーアップルと呼ぶ糖度が高い果物です。
果肉はねっとりしている食感と、高い糖度が感じられます。
熟した実は輸出が難しいため現地まで行き、食べるのが一般的でした。
最近は冷凍技術が向上し、冷凍庫から出して2時間後には食べられるようになっています。
この「釈迦頭」の栄養分は鉄やカリウム、複数のビタミン類に食物繊維も多い果実です。
「アテモヤ」と「釈迦頭」の違い
「アテモヤ」と「釈迦頭」の違いを、分かりやすく解説します。
アンデス高原が原産のチェリモヤと、西インド諸島で栽培しているシュガーアップルのバンレイシという果物の美味しさを掛け合わせたものが「アテモヤ」です。
台東県では最近新たに栽培され、12月から2月の間に1回だけ収穫します。
口に入れれば芳醇な香りが広がり、甘みの濃い味が楽しめるのも魅力です。
それでいて酸味も感じる「アテモヤ」は、苺のような形しているパイナップル釈迦とも呼ばれています。
もう一方の「釈迦頭」は台湾で昔から栽培されている果実で、丸い形が印象的な果物です。
表面にはでこぼことした鱗があり、収穫は年2回行われ、調味料やアイスクリームなどに幅広く使われています。
まとめ
台湾を代表する糖度の高い甘さが楽しめる果物を2つご紹介しました。
栄養価も高い2つの果物の見た目や味、収穫回数といったものを比較してみるといいでしょう。