「厳正」と「厳選」の違いとは?分かりやすく解釈

「厳正」と「厳選」の違いとは?違い

この記事では、「厳正」「厳選」の違いを分かりやすく説明していきます。

「厳正」とは?

「厳正」「げんせい」と読みます。

意味は「規律や道徳などを怠けることなくしっかり守り、平等に行うこと」です。

やり方や考え方が偏らない様に、しっかりと規準にのっとり、正々堂々と行うことです。


「厳正」の言葉の使い方

「厳正」は名詞・形容動詞として、「厳正だ・である」「厳正な審査」「厳正さを大切にする」などと使われます。

「厳」「きび(しい)」とも読み「容赦がない」という意味、「正」「ただしい」とも読み、「間違いやいつわりがない」という意味、「厳正」「容赦なく間違いやいつわりがないこと」になります。


「厳選」とは?

「厳選」「げんせん」と読みます。

意味は「多くの中から非常に厳しい基準で取り出すこと」で、複数ある物の中から、きびしく審査して規準や目的にかなったものを残すことです。

「厳選」の言葉の使い方

「厳選」は名詞として「厳選する・した」「厳選される・された」「厳選品」などと使われます。

「厳」「容赦がない」という意味、「選」「えら(ぶ)」とも読み、「多くの中から目的や基準にかなうものを取り出す」という意味、「厳選」「多くの中から目的や基準にかなうものを容赦なく取り出すこと」になります。

「厳正」と「厳選」の違い

「厳正」「容赦なく間違いやいつわりがないこと」です。

「厳選」「多くの中から目的や基準にかなうものを容赦なく取り出すこと」です。

「厳正」の例文

「厳正」の例文は以下の通りです。

・『厳正なる抽選の結果、当選者を発表します』
・『厳正なる審査の末に入賞者が決まる』
・『内容を精査して厳正に対処する』

「厳選」の例文

「厳選」の例文は以下の通りです。

・『このサプリは厳選された原材料が使われている』
・『信頼できるスタッフを厳選する』
・『目利きが厳選した魚介類で寿司を握る』

まとめ

今回は「厳正」「厳選」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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