「厳冬」と「寒冬」の違いとは?分かりやすく解釈

「厳冬」と「寒冬」の違いとは?違い

この記事では、「厳冬」【げんとう】と「寒冬」【かんとう】の意味と違いを分かりやすく説明していきます。

「厳冬」とは?意味

冬の季節の中で、全身が痺れるような寒さであることを「厳冬」【げんとう】といいます。

服を着ていても肌がピリつくほど厳しい寒さであるため、用心して過ごすことが必要だと伝えられる言葉です。

外に出れば顔が引きつってしまったり、車のフロントガラスが凍り、ワイパーが張り付いてしまうほどの厳しい寒さであると分かります。


「寒冬」とは?意味

平年の気温よりも低い冬を「寒冬」【かんとう】といいます。

通常の気温よりもかなり肌寒いと感じるという意味の言葉であり、その冬は寒くなるので、暖かくして過ごすように寒さ対策して過ごすよう注意しなければなりません。

気温は、低いか高いと表示するその間に、平年並といった3段階で気温を予想しています。

そして、12月から2月の間の気温が平年並よりも低くなりそうなとき、天気予報では「寒冬になるだろう」と思う時期になる前に、テレビの視聴者へ注意を促すのです。


「厳冬」と「寒冬」の違い

「厳冬」「寒冬」の違いを、分かりやすく解説します。

「寒冬」よりもかなり寒さが厳しくなる時期を表すのが「厳冬」です。

水道管が凍って破裂したり、外に置いてある野菜も凍ってしまうので、冷蔵庫に入れた方がいいほど通常の寒さではないほど気温が低くなることを表します。

もう一方の「寒冬」は、12月から2月までの平均的な気温よりも低くなると気象庁が予想したとき「寒冬」と言い表します。

寒いと感じる日が多くなるので、暖房機器や厚手の服をうまく使いこなして風邪をひかないように注意することが必要と伝えるわけです。

「厳冬」の例文

・『厳冬になると、息を吸うたび冷たい空気が心臓を刺す痛みに襲われる』
・『ロシアの厳冬の恐ろしさは、立っているだけで息苦しくなるところだ』

「寒冬」の例文

・『いつも寒冬になる時期は、前もって窓を柵で覆って雪対策する』
・『寒冬の冬山に雪が降り積もって真っ白になる光景が美しい』

まとめ

どちらも平年より寒さが強まることを意味する言葉であり、注意して生活することが求められます。

意味や使い方を学び、自分なりにうまく使い分けてみるといいでしょう。

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