この記事では、「厳秘」【げんぴ】と「極秘」【ごくひ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「厳秘」とは?意味
絶対に口外してはならないと厳しく守る秘密要項を「厳秘」【げんぴ】といいます。
かなり厳しく部下に対して事件の内容や患者の容態については家族であっても話してはならないとき、厳しさを持って秘密にすることが必要と関係者に伝えるわけです。
ときに、誰に対しても「厳秘」を守ってほしいと使ったり、「一切厳秘に附す」といった使い方をします。
「極秘」とは?意味
きわめて厳しく人に口外してはならない秘密要項を「極秘」【ごくひ】として取り扱います。
人に知られてはまずいことになる情報について、相手に絶対秘密にしておくよう守らせるとき、「これは極秘にする」といって印象づけるために強く伝えるわけです。
ビジネスでは、企業秘密を扱うことが多く、たとえ社員であっても信用できないときは「極秘に」と伝えます。
それだけ緊張を持って扱う書類や文書、データを扱うのです。
「厳秘」と「極秘」の違い
「厳秘」と「極秘」の違いを、分かりやすく解説します。
決して外部に秘密としていることを漏らす行為は許されないといったときに使うのが「厳秘」です。
工場では、外に持ち出してはならない製造の仕方や、しっかり厳しく守るべきことを「厳秘に保管する」ことが求められます。
それだけ扱いに注意すべきことに焦点を当てている言葉です。
もう一方の「極秘」は、会社の金庫に入れておくような、かなり厳重に管理されるべき書類やデータを扱うとき「極秘」という違いがあります。
「厳秘」の例文
・『厳秘扱いにする提案資料を扱うときは、表表紙に文言を記載する』
・『厳秘事項を取り上げるときは、用心して扱うことが求められる』
「極秘」の例文
・『極秘任務を遂行するため、念入りに計画を練って実行に移した』
・『極秘出産するため、海外に飛んで対応する病院内で行った』
まとめ
どちらもかなり厳重に取り扱うべきものを指す言葉ですが、「厳秘」よりも「極秘」の方がより秘密にしておきたい気持ちが強く出ていると覚えておくといいでしょう。