この記事では、「鈑金」と「板金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「鈑金(ばんきん)」とは?
「鈑金」とは、「金を板のように薄く打ち延ばした」や「金属板や帯版を常温の状態で搾ったり、伸ばしたりして加工を加えること」を意味する言葉です。
「鈑金」の使い方
「鈑金」は名詞として使われています。
「板金(ばんきん)」とは?
「板金」とは、「金を板のように薄く打ち延ばした」や「金属板や帯版を常温の状態で搾ったり、伸ばしたりして加工を加えること」を意味する言葉です。
「板金」の使い方
「板金」は名詞として使われています。
「鈑金」と「板金」の違い
「鈑金」と「板金」はどちらも同じ意味を指し示す表記違いの言葉になります。
ただし、「鈑」は非常用漢字であるため、公文書などで使用することはできません。
そのため、常用漢字である「板」を用いた「板金」の方を採用している例がほとんどです。
ただし、一部では「鈑金」の表記を使っているケースも確認できます。
ちなみに、「鈑」という漢字そのものにも「いたがね」や「金属の述べ板」という意味が含まれています。
一方、「板」は「いた」や「木を薄く平らにしたもの」、「印刷用の版木」などの意味が含まれる漢字です。
「鈑金」の例文
・『その製作所は高い鈑金技術を保有していることで有名だ』
・『彼は高校卒業後、鈑金業に就職した』
「板金」の例文
・『板金製造会社が大手企業の傘下に加わった』
・『町内の板金工場で、設備トラブルが発生したようだ』
まとめ
「鈑金」と「板金」はどちらも「金を板のように薄く打ち延ばした」や「金属板や帯版を常温の状態で搾ったり、伸ばしたりして加工を加えること」を意味する言葉です。
「鈑」は非常用漢字であり、公文書などに利用できないことから、一般的には常用漢字である「板」を使った「板金」表記を採用しているケースがほとんどです。