この記事では、「長らく」と「しばらく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長らく」とは?
「長らく」の意味は、長い間、久しく、です。
主に時間の経過を意味する言葉で、長い時間がかかった時によく用いられる言葉です。
どれぐらいの時間の経過を示すのかといった明確な期間は決まっていません。
そのため、「長らく」はあくまでも、人それぞれの感覚となります。
「しばらく」とは?
「しばらく」の意味は、すぐではないものの、あまり時間がかからない、少しの間、といった意味に加え、時間的にある程度続くさま、一時的さま、といった意味もあります。
例えば、「しばらくお待ちください」の「しばらく」は少しの間を意味し、「この状態はしばらく続くだろう」の「しばらく」は当分の間を意味します。
また、「しばらく置いとくとして」の「しばらく」は一時的なことを意味します。
「長らく」と「しばらく」の違い
「長らく」と「しばらく」の違いを、分かりやすく解説します。
「長らく」には、長い間、久しく、といった意味しかありません。
一方、「しばらく」には、時間的にある程度続く意味のほか、少しの間、一時的なさま、といった意味もあります。
そのため、似たような意味を持つ言葉ですが、「長らく」に比べ「しばらく」が持つ意味の数は多く様々な場面で用いることができることになります。
例えば、「長らく会っていなかった」と「しばらく会っていなかった」は、ほぼ同じ意味になります。
そのうえで、時間的感覚を比較した場合、「長らく」の方が「しばらく」よりも長期間と感じることが多くなります。
「長らく」の例文
・『長らくお待たせいたしました』
・『長らく闘病中だった父が無事に退院することができました』
「しばらく」の例文
・『しばらく待っていると担当者がやってきました』
・『しばらく帰省していなかったので両親の顔を見るのが楽しみです』
まとめ
「長らく」と「しばらく」の違いは、それぞれの言葉が持つ意味の数に違いがあります。