「皆さん」と「全員」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「皆さん」と「全員」の違いとは?違い

一時は控えられていた大人数の団体ツアーも最近では普通に行われるようになって、京都などの観光地では、旗を持ったツアーガイドの人たちをよく見るようになりました。

そんな人が使っているのが「皆さん揃っていますか」という表現です。

それでは、この「皆さん」とはどういう意味でしょうか。

また、「全員」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「皆さん」「全員」の違いを分かりやすく説明していきます。

「皆さん」とは?

「皆さん」とは、文字通り「皆」という言葉に丁寧な語尾の「さん」をつけたもので、大勢の人たちに向かって呼びかけるときに使われる言葉です。


「全員」とは?

「全員」とは、文字通り、「全員」つまり「全ての人」という意味で使われる言葉です。

「全」はずべて、「員」は人員や各員などで使われるように、人の「数」を表す漢字です。

したがって、「全員」で、「全ての人数」という意味になります。


「皆さん」と「全員」の違い

「皆さん」「全員」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、そこにいる人たち皆ということを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、そこに10人いる場合の10人を対象にしているのが「全員」であり、その中のほとんどの人、例えば8人くらいを対象にしているのが「皆さん」ということになります。

もちろん、「皆さん、全員お揃いですが」というようにまったく同じことを言っている時も多いでしょう。

しかし、基本的には「皆さん」「全員」であるとは限りません。

「皆さん」の例文

・『皆さんの集合時間は1時間後です』
・『皆さんのご親切は忘れません』

「全員」の例文

・『全員が集まるまで出発できません』
・『全員の意見が一致したら変更可能です』

まとめ

この記事では、「皆さん」「全員」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

違い
違い比較辞典