この記事では、「ありのまま」と「そのまま」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ありのまま」とは?
「ありのまま」には、実際にある通り、偽りのない姿、といった意味がります。
見たままの姿、ごまかしようのない自然な姿、あるがままの姿、嘘や偽りのない姿。
それらの状況を「ありのまま」と言います。
言い換えれば、「真実」や「現況」「飾らない」「いつも通り」「天然」「自然のまま」などになります。
「そのまま」とは?
「そのまま」には、その状態通りで変化のないこと、もとのまま、今のまま、あるがままといった意味に加え、そのものに完全に似ていること、そっくりといった意味があります。
言い換えれば、「あるがまま」や「その状態のまま」「変わらぬまま」「言葉通り」などになります。
「ありのまま」と「そのまま」の違い
「ありのまま」と「そのまま」の違いを、分かりやすく解説します。
「ありのまま」と「そのまま」が持つ言葉の意味には違いがあります。
例えば、「ありのままの姿」と「そのままの姿」を比較した場合、「ありのままの姿」とは、嘘偽りのない実際にある通りの姿を意味します。
一方、「そのままの姿」の場合は、その状態通りで変化のない姿、あるがままの姿を意味します。
このように「ありのまま」には?偽りのないといった意味がありますが、「そのまま」の場合は、変化のない、今のまま、といった意味となります。
この点において、「ありのまま」と「そのまま」には明確な違いがあります。
「ありのまま」の例文
・『僕は、ありのままの彼女を好きになりました』
・『彼女の行動について、ありのままを話すことに決めました』
「そのまま」の例文
・『片付けはこちらで行いますので、そのままの状態でお帰りください』
・『本番に向け実践そのままの練習を行いました』
まとめ
「ありのまま」と「そのまま」には以上のような違いがあります。
そのため、適切に使い分ける必要があります。