「のみならず」と「ばかりか」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「のみならず」と「ばかりか」の違いとは?違い

この記事では、「のみならず」「ばかりか」の違いを分かりやすく説明していきます。

「のみならず」とは?

「のみならず」とは、先述した内容や事柄などにあるものをつけ足す際に使われる言葉で、「加えて」あるいは「だけではなく」などという意味合いで用いられています。

「AのみならずB」という言い回しは、「AもBも両方」などというニュアンスで使われており、「〇〇に限らず」という語とほぼ同様の意味合いで使用されています。


「ばかりか」とは?

「ばかりか」とは、「〇〇に加えて」または「両方とも」などという意味合いで使われる言葉です。

「AばかりかB」という言い回しは「AもBもいずれも」などという意味合いの表現で、「本来であればAだけでも十分なのにBまでも」などというニュアンスの文言として用いられています。


「のみならず」と「ばかりか」の違い

「のみならず」「ばかりか」の違いを、分かりやすく解説します。

「のみならず」「ばかりか」は、どちらの言葉も先述した内容と後述する事柄をつないで、「両者共に」ないし「各々」などというニュアンスで使用されている語句になります。

「のみならず」「限らず」「ばかりか」「ばかりでなく」という語と置き換えることができ、いずれの言い回しもやや硬めの表現として用いられています。

「のみならず」の例文

・『彼は学校の勉強のみならず、英語の塾にも通っています』
・『昨日のみならず今日も遅刻とは恐れ入りますね』

「ばかりか」の例文

・『気温ばかりか湿度も高い日本の夏はとても厳しいですね』
・『血液検査をするので食事ばかりか水分もとらないようにしてください』

まとめ

「のみならず」「ばかりか」は、いずれも「AはもちろんのことBも」などという意味合いで使われる言葉です。

意味合いは近いですが、使う場面や状況などは異なりますので、使う際にはそれぞれの文脈に合わせてうまく使い分けましょう。

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