「続ける」と「続く」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「続ける」と「続く」の違いとは?違い

この記事では、「続ける」「続く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「続ける」とは?

「続ける」は他動詞です。

ある状態や行為が途切れることなく、また、変わることなく保つ状態を意味します。

例えば、「勉強を続ける」「テレビを見続ける」などです。

次にある事柄を間をおかずに繰り返し行うという意味もあります。

例えば、「連勝を続ける」などです。

最後、物と物を連ねる、間隔をおかずに次のものへつなぐという意味として、「リビングと和室を続ける」などといった形で使用します。


「続く」とは?

「続く」は自動詞です。

様々な場面で用いられる「続く」

前からの行為や状態などが途切れることや変わることなくそのままつながるといった意味として、「雨が続く」などといった形で使用します。

そのほか、同じものが隣り合った状態で連なることを意味する際には「家並みが続く」

ある事柄のあとに間をおかずに他の事柄が連なることを意味する際には「次のページに続く」

同じことが次々に起こるといった意味では「不幸が続く」

順位がすぐその後に次ぐ意味では「1位に続く」

途切れずあとに従う意味では、「前の人に続く」などといった形で使用します。


「続ける」と「続く」の違い

「続ける」「続く」の違いを、分かりやすく解説します。

「続ける」は他動詞、「続く」は自動詞といった違いがあります。

他動詞は動作や作用が直接他に働きかけたりすることで成立します。

一般的に「を」で言葉と言葉をつなぎ、「仕事を続ける」「料理を続ける」などとなります。

一方、自動詞は動作主体の動作や作用が他に及ぶことはなく、「が」で言葉と言葉をつなぎ、「雨が続く」「階段が続く」などといった形で使用します。

このような違いが「続ける」「続く」にはあります。

「続ける」の例文

・『私は幼稚園からピアノのお稽古を続けています』
・『周りからの邪魔を気にせず話を続ける』

「続く」の例文

・『晴天が続くので洗濯物がはかどります』
・『我が家までの道のりは長い坂道が続く』

まとめ

「続ける」「続く」は、以上のような違いに注意し使い分ける必要があります。

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