「足りる」と「足らない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「足りる」と「足らない」の違いとは?違い

この記事では、「足りる」「足らない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「足りる」とは?

必要な分だけあるといった意味で使われている言葉が「足りる」【たりる】です。

十分に量があるため不足はない状態を表せる言葉になります。

なんとか数が集まったので不自由なく作業ができるといったように、なんとか間に合う状況を伝えるのです。

また、「睡眠の量が足りる」といった言い方して、もう十分に寝たので前向きに仕事ができると伝えられる言葉にもなります。


「足らない」とは?

量や力が不十分であることを「足らない」【たらない】といいます。

思っているよりも量が足りないときは補い、「人の力が足らない」といえばもう少し集まってもらい、助けてくれるように呼びかけるのです。

動詞の「足る」の否定形として使い、何がどのように足りないか具体的に伝えるための言葉になります。

また、「彼の発想には取るに足らない」といって、相手よりも自分は劣ると伝えるわけです。


「足りる」と「足らない」の違い

「足りる」「足らない」の違いを、分かりやすく解説します。

今の段階であればすべて順調にこなせるほどの力がある、人数も不自由ないと伝える言葉が「足りる」です。

もう一方の「足らない」「足りない」の古い言い方であり、お金があといくらか足りず、払えないといった場面で使われています。

また、予想していたほど人数が集まらなかったときや、量が少ないという場合でも「足らない」と伝えるわけです。

「足りる」の例文

・『薬は足りる状態なので、不要であると薬剤師に伝えた』
・『友人にお金を貸してもらえたので、支払い時にお金が足りる』

「足らない」の例文

・『今日の料理の量では育ち盛りの子供には足らない』
・『高学歴で人気者の妹を姉が侮辱するにも足らない』

まとめ

「足」を使った言葉ではありますが、まったく正反対の意味を持つ言葉です。

何がどう不十分か、満たされているかに目を向けてるといいでしょう。

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