隠していることを他人に話すことや打ち明けることを表す言葉には「吐露」や「白状」があります。
この記事では、「吐露」と「白状」の違いを分かりやすく説明していきます。
「吐露」とは?
「吐露」は「とろ」と読む言葉であり、意見や気持ち、心に思っていることを隠さずに話すことを表します。
「吐露」はこのような気持ちを包み隠さず伝えることを表す言葉であり、内容も様々なものが存在します。
「吐露」は自分の思想や本心以外にも恋心、怒りなど様々なものがあり、感情的なものを吐き出すのが特徴です。
「吐露」の類義語には「暴露」や「激白」、「告白」があります。
「白状」とは?
「白状」とは隠していた自分の真実や本心、罪などを申し述べることを表す言葉です。
この言葉に使われている「白」は色以外にも清い、明らか、台詞、告げるという意味があります。
「白状」は状態を告げるという意味の言葉であり、特に罪を申し述べる時に使うのが特徴です。
「白状」の類義語には「自白」があり、こちらは自分から罪を認めることや秘密を打ち明けることを表す言葉です。
「吐露」と「白状」の違い
「吐露」は意見や気持ちなどを隠さずに話すことを表す言葉です。
「白状」は隠していた真実や本心、罪などを申し述べることを表す言葉です。
「吐露」は感情的なものを吐き出す時にも使うことが可能です。
「吐露」の例文
・『チャンピオンはこれまでの戦いにおける自分の思いを吐露し始めました』
・『彼が思い切って吐露してくれたこともあり、カウンセリングが一歩前進しました』
「白状」の例文
・『白状するとこの時のアリバイは他の人と協力して作った嘘なのです』
・『プリンを食べたかどうかを白状させるため、妹は姉の部屋に入りました』
まとめ
「吐露」は意見や気持ちなどを隠さずに話すことを表す言葉であり、大きな感情を吐き出す時にも使います。
「白状」は隠されていたことを話す言葉であり、特に罪を申し述べることを表す時に使います。