この記事では、「名乗り出る」と「志願する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「名乗り出る」とは?
自分から進んで何かを申し出ることです。
例えば、困っている人を助けるために、自分が手伝うと申し出ることが「名乗り出る」です。
この言葉には、自発的に行動するというニュアンスがあります。
また、「名乗り出る」の類語には、「申し出る」「志願する」「買って出る」などがあります。
「志願する」とは?
自分はこうなりたい、こうしたいと望んで、自分から進んで願い出ることです。
例えば、自衛隊や大学に入りたいと思って、自分で応募することが「志願する」です。
この言葉には、自分の目標や夢に向かって努力するというニュアンスがあります。
また、「志願する」の類語には、「請願する」「依願する」「陳情する」などがあります。
「名乗り出る」と「志願する」の違い
「名乗り出る」と「志願する」の違いを、分かりやすく解説します。
「名乗り出る」とは、自分の姓名や身分などを告げて出ることです。
自分がその当人であると申し出ることも含みます。
その一方で、「志願する」とは、自分はこうなりたい、こうしたいと望んで、自分から進んで願い出ることです。
つまり、「名乗り出る」と「志願する」の違いは、自分の意思や目的が異なるということです。
名乗り出るときは、自分が何者であるかを明らかにすることが目的で、志願するときは、自分が何したいかを明らかにすることが目的だと言えます。
「名乗り出る」の例文
・『落とし物の持ち主として、彼女が名乗り出る』
・『彼は自分の犯した罪について、警察へ名乗り出ることにした』
「志願する」の例文
・『この大学に入学するためには志願書を提出しなければならない』
・『彼は志願して、今回の戦いに挑むことになった』
まとめ
「名乗り出る」と「志願する」は似た意味を持つ動詞ですが、使い方には違いがあります。
「名乗り出る」は自分の姓名や身分などを告げて出ることや、自分がその当人であると申し出ることを表します。
その一方で、「志願する」は自分から進んで願い出ることや、自ら望むことを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。