この記事では、「全日制」と「定時制」の違いについて紹介します。
全日制とは?
高等学校の教育課程による分類の1つです。
主に平日の日中に授業を行う教育課程のことをいいます。
一般的に高校というと、全日制の教育課程を指します。
1日に5時間から8時間程度の授業が行われていて、3年の課程となっています。
学年制を採用している高校が多いですが、単位制を採用している高校もあります。
定時制とは?
定時制も高等学校の教育課程による分類の1つで、特定の時間帯や季節に授業を行う教育課程のことをいいます。
夜に授業を行う夜間定時制と昼間に授業を行う昼間定時制の高校があります。
元々は、働きながら学校に通う人が多く利用していました。
そのため夕方からなど夜間に授業が行われるのが一般的で、現在も定時制というと夜間に授業を行う夜間定時制を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、働きながら学校に通う人よりも不登校などの理由で全日制高校に通えず、定時制高校を選択する人が増えました。
家庭の事情を抱えている場合もあります。
そこで昼間に授業を行う高校も登場しています。
全日制と定時制の違い
全日制と定時制では、教育課程に違いがあります。
夜間に授業を行うことが多いのが定時制で、全日制は昼間に授業を行います。
ただし、定時制には昼間に授業を行う高校もあります。
その場合、定時制と全日制では、授業時間に違いがあります。
全日制と定時制では、学費に大きな差はありません。
全日制の高校には公立と私立がありますが、定時制も同様です。
どちらも公立であれば、学費はほぼ同じです。
ただし、私立の場合には全日制でも定時制でも学校によって学費は大きく異なります。
学校数は圧倒的に全日制の方が多いので、定時制の選択肢はさほど多くはありません。
まとめ
全日制と定時制は、教育課程が異なります。
昼間に授業をするのが全日制で、夜間に授業をすることが多いのが定時制です。
ただし、昼間に授業を行う定時制もあります。