この記事では、「どんどん」と「コツコツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どんどん」とは?
物を続けざまに強く打ったり大きく鳴らしたりする音を表す語です。
例えば、「扉を乱暴にどんどんたたく」「花火がどんどんあがる」などの使い方があります。
また、物事が勢いよく進行するさまや、物事をためらわないさまも表します。
例えば、「仕事がどんどんはかどる」「遠慮しないでどんどん相談に来てください」などの使い方があります。
この場合、「ぐんぐん」という言葉と類似していますが、「どんどん」のほうがより速い速度や強い勢いを感じさせます。
「コツコツ」とは?
小さなことを積み重ねていくという際に使われる表現です。
例えば、「コツコツと勉強を頑張ってきた」「コツコツ貯金してここまでの額になった」などの使い方があります。
この場合、長い時間をかけるという意味合いも含まれており、コツコツという言葉は美徳的な考え方にもつながっています。
限界値に対して比較的大きな物を積み重ねると言う場合はコツコツとは言いません。
派手と地味では地味に分類される言葉と言えるでしょう。
「どんどん」と「コツコツ」の違い
「どんどん」と「コツコツ」の違いを、分かりやすく解説します。
「どんどん」と「コツコツ」は、どちらも副詞ですが、意味やニュアンスが違います。
「どんどん」は、物事が勢いよく進行するさまや、物事をためらわないさまを表します。
その一方で、「コツコツ」は、物事を地道に続けるさまや、小さく音を立てるさまを表します。
「どんどん」の例文
・『遠慮しないでどんどん相談に来てください』
・『仕事がどんどんはかどる』
「コツコツ」の例文
・『コツコツと貯金する』
・『彼は何をするにしても、コツコツ努力を重ねる』
まとめ
「どんどん」と「コツコツ」は、物事の進め方や変化の様子を表す副詞ですが、意味やニュアンスが異なります。
「どんどん」は、物事が勢いよく進行するさまや、物を続けざまに強く打ったり大きく鳴らしたりする音を表す語です。
その一方で、「コツコツ」は、物事を地道に継続して行うさまや、物を小刻みに打ったり鳴らしたりする音を表す語です。
それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。