「減滅」と「幻滅」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「減滅」と「幻滅」の違いとは?違い

この記事では、「減滅」「幻滅」の違いを分かりやすく説明していきます。

「減滅」とは?

漢字の意味から「減滅」の意味を考えた場合、「減」の意味は、減る、少なくなる、減らす。

「滅」の意味は、滅びる、消える。

そこから、「減滅」の意味は減少しなくなることになります。

一般的に「減滅」の単語のみで使用されることは少なく、辞書にも「減滅」の意味は記されていません。

「減滅」の場合、「減滅曲線」などといった言葉で使用されることはあります。


「幻滅」とは?

「幻滅」の意味は、期待や憧れで空想、想像し美化していたことが現実とは異なることがわかり、がっかりすること、落ち込むことです。

勝手にいろいろと空想していたにも関わらず、そのことが現実では自分の空想通りではなかったとき人は「幻滅」します。

良い人だと思っていた人が実はイジメのボスだったとき。

カッコいいと片思いしていた人のカッコ悪いところを見てしまったとき。

そんな時にがっかりすることが「幻滅」です。


「減滅」と「幻滅」の違い

「減滅」「幻滅」の違いを、分かりやすく解説します。

「減滅」「幻滅」は同じ「げんめつ」と読む言葉です。

ただし、意味は「減滅」が減少しなくなること。

「幻滅」は、期待や憧れで空想、想像し美化していたことが現実とは異なることがわかり、がっかりすること、落ち込むこと。

と全く異なったものになります。

加えて、辞書には「減滅」の意味の掲載はありません。

一般的に「幻滅」の間違った言葉として「減滅」を使用している場合が多くなります。

「減滅」の例文

・『私の卒論は地震の減滅係数についてです』
・『衰退してなくなることを減滅というそうですが、当初、その意味を知りませんでした』

「幻滅」の例文

・『彼女に意地汚いところを目にして幻滅しました』
・『私は彼に幻滅されないように、いつも美には注意しています』

まとめ

以上のように、「減滅」「幻滅」の誤った言葉だということがわかります。

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