「閑雲野鶴」と「悠々自適」の違いとは?分かりやすく解釈

「閑雲野鶴」と「悠々自適」の違いとは?違い

この記事では、「閑雲野鶴」【かんうんやかく】と「悠々自適」【ゆうゆうじてき】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「閑雲野鶴」とは?

人に流されず、のんびりと好きなように生きている人生を「閑雲野鶴」【かんうんやかく】といいます。

例えば、結婚せずに一人で好きなとき食べて、お金も自分のために使うといった生活を楽しむ人のさまを指すわけです。

俗世間から自分のタイミングで身を引き、住みたい場所を探して自然を眺めながら運動したり、庭で野菜を栽培してご近所におすそ分けするなど思うままに暮らすといった意味があります。


「悠々自適」とは?

思うままその日を暮らす喜びをかみしめて生きる生活を「悠々自適」【ゆうゆうじてき】といいます。

仕事は家で好きなときにやり、遊びたいとき友人と思い切り外で遊ぶなど時間や世間体を気にしないで自分がこうして生きたいと思うように生活を謳歌して毎日を過ごすのです。

このように、自分が好きなように生活する日々を指すわけです。


「閑雲野鶴」と「悠々自適」の違い

「閑雲野鶴」「悠々自適」の違いを、分かりやすく解説します。

騒音もなく、雲が閑かにゆっくり流れていく下では、野原で優雅に遊ぶ鶴の姿に癒されるといった様子から、悠々と人が生活して日々を楽しんで幸せといった心境を表す言葉です。

もう一方の「悠々自適」は束縛されず、毎日を自分が思うように生きる自由な過ごし方を表す言葉といった違いが見られます。

また、「閑雲野鶴」は日頃あまり使われず、「悠々自適」の方が一般的に使い慣れた言葉です。

「閑雲野鶴」の例文

・『閑雲野鶴の人生を送れることに感謝して生きている』
・『会社を早期退職した後は妻と閑雲野鶴な生活を送った』

「悠々自適」の例文

・『悠々自適な生活する姉から電話があり、遊びに行った』
・『大好きな温泉に入る悠々自適な暮らしを満喫する』

まとめ

どちらも似たような意味を持つ四字熟語ですが、使い方に違いがありますので、自分なりにどの状況で使えばいいか考えてうまく使い分けてみるといいでしょう。

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