この記事では、「恵比寿様」と「大黒様」の違いを分かりやすく説明していきます。
「恵比寿様」とは?
恵比寿様とは日本古来の神様で、七福神の一柱にも数えられます。
恵比須様は漁業の神様として知られており、右手には釣竿を持ち左の脇には鯛を抱えた姿をしています。
商いの神としても祀られるようになり、商売繁盛のご利益もあるとされます。
えびっさんやえべっさん等と呼ばれることもあり、古くから親しまれてきました。
全国には各地に恵比寿様を祀る「えびす神社」があります。
「えびす」には「恵比寿」や「恵比須」「戎」「夷」「恵毘須」等様々な漢字が当てられています。
「大黒様」とは?
大黒様とは大黒天のことで、七福神の一柱に数えられます。
大黒天は元々、ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ神がルーツとされています。
インドでは破壊と再生を司る荒々しい神様でしたが、日本古来の大国主神と習合し現在のような穏やかな姿に変化したとされます。
大黒様は農業や食べ物、財福を司る神様で、福の神として親しまれています。
右手には打ち出の小槌を持ち、左肩には財宝を入れた袋を背負っています。
「恵比寿様」と「大黒様」の違い
恵比寿様は日本古来の神様ですが、大黒様はインドにルーツを持つ神様です。
どちらも七福神の一柱ですが、漁業の神様は恵比寿様で農業の神様は大黒様になります。
それから見た目も似ていますが、持っている物には違いがあります。
恵比寿様は右手に釣竿を持っていて、左脇には鯛を抱えています。
それに対して大黒様は、右手に打ち出の小槌を持っていて左肩には財宝を入れた袋を背負っています。
また、大黒様の足元には米俵があり、豊作を表しているのです。
まとめ
恵比寿様は日本古来の神様で、釣竿や鯛を持った姿をしています。
大黒様はインドにルーツを持つ神様で、打ち出の小槌や財宝を入れた袋を持った姿をしています。
米俵が足元にあるのも大黒様の方です。