この記事では、「九条ネギ」と「白ネギ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「九条ネギ」とは?
九条ネギとは葉ネギの一種で、京都の伝統野菜として知られています。
奈良時代から栽培されていたといわれます。
京都の九条付近で栽培が盛んに行われていたことから九条ネギと呼ばれるようになりました。
京都を始めとする関西では、ネギというと九条ネギを指すのが一般的です。
内側にぬめりが多いのが特徴で、浅黄種と黒種の2種類があります。
浅黄種は細ネギで、淡い緑色をしています。
黒種は太ネギで、濃い緑色をしていて大きく育ちます。
京料理に欠かせない食材で、最近では九条ネギをトッピングしたラーメン等もあります。
「白ネギ」とは?
白ネギとは、根本が白く細長い形をしたネギのことをいいます。
根深ネギに分類され、長ネギや太ネギと呼ばれることもあります。
白ネギは栽培する際に畝を高くし、土に埋まっている部分を多くします。
土に埋まっているところが白くなるのです。
白ネギは冬が旬ですが、一年を通して流通しています。
蕎麦や素麺、うどん等麺類の薬味として用いられることもありますし、鍋料理にも欠かせない具材です。
炒め物や和え物など様々な料理に用いられます。
「九条ネギ」と「白ネギ」の違い
ネギには大きく分けると、白い部分を食べる根深ネギと緑色の葉の部分を食べる葉ネギがあります。
九条ネギは葉ネギの一種で、白ネギは根深ネギの一種になります。
関東ではネギというと白ネギを指しますが、京都ではネギというと九条ネギを指すことが多いです。
生だと九条ネギの方が柔らかくて甘味があります。
値段が高いのも九条ネギで、関西ではポピュラーですが関東圏のスーパーマーケットでは販売されていません。
白ネギは値段が安く、大抵のスーパーマーケットで取り扱っています。
まとめ
九条ネギは緑色の部分を食べる葉ネギの一種で、白ネギは白い部分を食べる根深ネギの一種です。