この記事では、「泣き寝入り」と「泣き濡れる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「泣き寝入り」とは?
泣いて眠ることや、泣いてあきらめることを表します。
「泣き寝入り」は、感情や状況を表す言葉です。
例えば、「赤ちゃんが泣き寝入りした」は、赤ちゃんが泣いているうちに眠ってしまったということです。
「被害者は泣き寝入りするしかなかった」は、被害者が異議や不服はあるが、そのままあきらめてしまったということを意味します。
「泣き濡れる」とは?
泣いて濡れることや、雨に濡れることを表します。
「泣き濡れる」は、物理的な現象を表す言葉です。
例えば、「彼女は泣き濡れた顔で帰ってきた」は、彼女が泣いているときに涙で顔が濡れたということです。
「彼は泣き濡れるような雨の中を歩いた」は、彼が雨に降られて濡れたということを意味します。
「泣き寝入り」と「泣き濡れる」の違い
「泣き寝入り」と「泣き濡れる」の違いを、分かりやすく解説します。
「泣き寝入り」と「泣き濡れる」は、似ているようで違う意味を持つ言葉を意味します。
「泣き寝入り」とは、泣いているうちに寝入ってしまうことや、不満や不服があるのにあきらめてしまうことを言います。
その一方で、「泣き濡れる」とは、雨に降られてずぶ濡れになることや、悲しみや苦しみに耐えることを言います。
「泣き寝入り」の例文
・『たとえ彼女が、泣き寝入りしようとしても、彼はそうさせません』
・『警察は何の対処もしてくれないので、このまま泣き寝入りすることになるだろう』
「泣き濡れる」の例文
・『彼女は父親の訃報を聞いてからというものの、泣き濡れることになった』
・『遺族の方々は、皆泣き濡れている』
まとめ
「泣き寝入り」と「泣き濡れる」は似たような言葉ですが、意味や使い方に違いがあります。
「泣き寝入り」と「泣き濡れる」の違いとしては、「泣き寝入り」は、寝るという動作やあきらめるという感情が含まれるのに対し、「泣き濡れる」は濡れるという状態だけを表すということです。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。