この記事では、マットレスの「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」の違いについて紹介します。
ポケットコイルとは?
マットレスの中にらせん状の巻きばねが入っているものをいいます。
この巻きばねはコイルスプリングと呼ばれており、巻きばねを使ったマットレスはスプリングマットレスといわれます。
ポケットコイルもその1つで、巻きばねが一つ一つポケットに入っていて独立した構造になっています。
不織布で作られている袋に入っており、それがマットレス全体に敷き詰められています。
体圧分散性に優れているのが特徴で、体圧が一か所に集中するのを防ぐことができます。
ボンネルコイルとは?
ボンネルコイルもスプリングマットレスの一種で、複数の巻きばねを連結させたマットレスのことをいいます。
体を面で支えるマットレスなので、沈み込みにくいという特徴があります。
また、ボンネルコイルは寝返りも打ちやすいです。
それから体の重さを全体で支えるので、巻きばねに大きな負担がかからず耐久性にも優れています。
ただし、体圧を分散しにくいので、腰の部分に負荷がかかりやすいというデメリットがあります。
ポケットコイルとボンネルコイルの違い
ポケットコイルもボンネルコイルもスプリングマットレスであることは共通しています。
体を点で支えるのがポケットコイルで、面で支えるのがボンネルコイルです。
ポケットコイルは体圧分散性に優れていますが、ボンネルコイルは体圧は分散されにくく腰の部分に負荷がかかりやすいです。
通気性に優れているのはボンネルコイルで、ポケットコイルは巻きばねが一つずつ不織布に包まれているので通気性には劣ります。
それからボンネルコイルには振動が伝わりやすいという性質もあるので、二人で寝る場合には気になってしまうこともあります。
まとめ
体を点で支え体圧分散性に優れているのがポケットコイルで、体を面で支え通気性に優れているのがボンネルコイルです。