「多弁」と「雄弁」の違いとは?分かりやすく解釈

「多弁」と「雄弁」の違いとは?違い

この記事では、「多弁」【たべん】と「雄弁」【ゆうべん】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「多弁」とは?意味

人よりも口数が多いことを「多弁」【たべん】といいます。

おしゃべりするのが大好きな者は、周囲が聞いてもいない話しを楽しいと思う気持ちがあるのです。

しかし、一方的に話すところが少し煩いと感じさせ、嫌われてしまうので、注意する必要があるでしょう。

とくに、「多弁の男」は相手に馬鹿にされ、信用を失わせる行為になってしまう場合もあり、仕事を失う恐れもあるのです。


「雄弁」とは?意味

話がうまい人のことを「雄弁」【ゆうべん】といいます。

「雄弁に語る」というと、上手な話ぶりを披露するさまを表すわけです。

ものの言い方がとてもうまいので説得力があり、納得させます。

こういった話し方ができる政治家は人々の気持ちを掴み、多くの支持が得られるのです。

つっかえることがなく、流暢にすらすらと発言したり、情報を伝えることもあります。


「多弁」と「雄弁」の違い

「多弁」「雄弁」の違いを、分かりやすく解説します。

口数がかなり多い人を「多弁」といい、余計な話までするところがうっとうしいと感じさせてしまいます。

相手を飽きさせないようはりきるあまり、張り切って話してしまうのが裏目に出て、かえってしつこさを感じさせます。

もう一方の「雄弁」は、流暢に話する者を指す言葉です。

つっかえずに自分が思う考えを話すところは人々を信用させ、納得させるのです。

「多弁」の例文

・『黙っていれば紳士的な兄でも、多弁すぎると格好悪い』
・『多弁の友人はつい余計な話をして人から嫌われてしまう』

「雄弁」の例文

・『興味がなくても雄弁に話す立候補者に惹きつけられる』
・『経験がなくても、雄弁に話す者の話には説得力がある』

まとめ

似たような言葉に感じますが、使われている状況や意味に違いがありますので、相手はどちらの言葉の方が適しているかを自分なりに選んで使い分けてみるといいでしょう。

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