「態度」と「対応」の違いとは?分かりやすく解釈

「態度」と「対応」の違いとは?違い

この記事では、「態度」【たいど】と「対応」【たいおう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「態度」とは?意味

人が相手に対して持つ感情を表情や動きで表すことを「態度」【たいど】といいます。

馬鹿にする言葉を投げかけてきたときは、両手を組んで頬を膨らませて見せれば、自分が苛立っている気持ちを伝えられるのです。

反対に、相手が自分の行動に対して残念な気持ちを伝えてくるときは気落ちした表情を見せたり、肩を落とすといった「態度」を見せてくるでしょう。


「対応」とは?意味

人に対して行動や言葉で応じることを「対応」【たいおう】といいます。

例えば、店員の「対応が良い」といえば、希望するサイズと色、形状の服を探してくれたり、見合うものをアドバイスしてくれるといった行為で応じるのです。

職場では、用事があるので名指しで社員を呼ぶよう伝えれば、受付の女性が笑顔で対面したい人をすぐ呼び出すという行為を「好感の持てる対応」と言います。


「態度」と「対応」の違い

「態度」「対応」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の感情を相手に伝えるため、顔や上半身を使う行為を「態度」といい、どう見せるかによって怒りや喜びの度合いを強調して伝えられるのです。

「態度が悪い」というときは、いかに相手が言うことを聞こうとせず、反抗的な気持ちがあるかが分かります。

もう一方の「対応」は、相手が望むことに応じる行動や表情を意味する言葉です。

「態度」の例文

・『態度が悪い社員を注意したが、言うことを聞かなかった』
・『見下す態度を見せる弟に腹が立ち、喧嘩してしまった』

「対応」の例文

・『問題が起きたとき、機械を停止した従業員の対応に頭が下がる』
・『対応が悪いので苦情の電話を入れたが、謝罪はなかった』

まとめ

感情を分かりやすく見せて伝えることを「態度」といい、問題が起きたときに見せる表情や行動を「対応」というと覚えておくといいでしょう。

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