この記事では、「ネグレクト」と「ネグレスト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ネグレクト」とは?
「ネグレクト」の意味は育児放棄です。
子どもに対し適切な養育を親が放棄することを「ネグレクト」と言います。
どのような内容が「ネグレクト」に値するのかと言えば、子どもにまともな食事を与えない、入浴や歯磨きなど行わず不潔なままで衛生管理に問題がある、病気や怪我をしても治療を行わない、子どもが泣いていても無視する、などになります。
これらの状況に置かれた子どもは、肉体的、精神的な発達が阻害され、人格形成に悪影響を与えると考えられています。
他の言葉で言えば、「育児放棄」や「養育放棄」「児童虐待」「放置」「なおざり」などになります。
「ネグレスト」とは?
「ネグレスト」とは、育児放棄をする人を指す言葉です。
子どもに対し、まともな食事も与えず、入浴なども行わないような親や保護者を「ネグレスト」と呼びます。
いわば、加害者が「ネグレスト」になります。
「ネグレクト」と「ネグレスト」の違い
「ネグレクト」と「ネグレスト」の違いを、分かりやすく解説します。
育児放棄の用語として用いられることが多い「ネグレクト」と「ネグレスト」。
「ネグレクト」は育児放棄を指す言葉で、「ネグレスト」は育児放棄を行う人を指す言葉になります。
つまり、「ネグレクト」は子どもに対する犯罪行為そのもの。
そして、その犯罪行為を行った加害者が「ネグレスト」になります。
「ネグレクト」の例文
・『ネグレクトの結果、亡くなった子どものニュースを目にすると胸が痛みます』
・『町内のお宅でネグレクトが発生しているのではないかとご近所で噂になっています』
「ネグレスト」の例文
・『3日間、幼子を自宅に放置した彼女はネグレストと言われても仕方がありません』
・『顔にあざを作ってきた生徒の親にネグレストを疑う』
まとめ
以上のように、行為そのものを指す言葉。
そして、その行為を行ったものを指す言葉といった違いが「ネグレクト」と「ネグレスト」にはあります。