「生殺し」と「半殺し」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「生殺し」と「半殺し」の違いとは?違い

この記事では、「生殺し」「半殺し」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「生殺し」とは?

ただ痛めつけるのではなく、死にそうになるほど暴力を振るっておいて、あとはその状態で苦しめることを「生殺し」【なまごろし】といいます。

最初から計画的に顔を殴ったり、足で全身を蹴り上げて対象者に大きな怪我を負わせるのです。

ただ、息が止まるまで暴力を振るうのではなく、死に絶えそうになるすんでのところで暴力をやめればかなり痛みが全身に伝わり、苦しむようにします。


「半殺し」とは?

蹴る、殴るを繰り返し、もう立てないといった状態になるほど暴力を振るうことを「半殺し」【はんごろし】といいます。

息が止まるほど痛いと感じるよう髪の毛を引っ張っては顔を酷く殴ったり、靴の踵で踏みつけるなど容赦なく激しい暴力を振るうのです。

ただ、殺すのではなく、死にそうになる前の状態で生かすという少し卑劣な暴力の振るい方を指します。


「生殺し」と「半殺し」の違い

「生殺し」「半殺し」の違いを、分かりやすく解説します。

死んでしまうのではないかと思うほど激しい暴力で痛めつけて、その状態のまま放置しては苦しめることを「生殺し」といいます。

わざと痛みに悶え、苦しませるのを目的とした暴力の仕方であり、恋愛においても中途半端な愛し方で相手の気持ちを不安定にさせて喜ぶわけです。

もう一方の「半殺し」は酷く痛めつけた状態で生かすのを目的とした暴力の仕方になります。

殺すよりも恐怖と痛みを感じやすく、「生殺し」よりもよく使われている言葉です。

「生殺し」の例文

・『彼女を寝取った5歳年下の後輩を生殺しにした』
・『浮気ばかりする彼氏を生殺し状態にしてやった』

「半殺し」の例文

・『ずっと部下を見下す上司を集団で半殺しにした』
・『秘密を敵対関係の組織に暴露した組員を半殺しにした』

まとめ

似ている状態にする意味として使われている言葉ですが、恋愛では「生殺し」をよく使い、制裁を与えるため使うのが「半殺し」と覚えればいいでしょう。

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