この記事では、「ミヤマツツジ」と「ミツバツツジ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミヤマツツジ」とは?
「ミヤマツツジ(深山躑躅)」はツツジ科ツツジ属に分類されている落葉低木で、日本固有種です。
樹高は1m〜2mくらいです。
葉は互生の単葉、緑色で縁は鋸歯です。
「ミヤマツツジ」の開花時期は4月〜6月頃で、広漏斗形で5深裂した赤紫色の花が咲きます。
花径は4㎝程です。
実は蒴果です。
「ミツバツツジ」とは?
「ミツバツツジ(三葉躑躅)」はミツバツツジ類の総称で、約30種類あります。
あるいは、「ミツバツツジ」はツツジ科ツツジ属に属している落葉低木の一種を指しています。
「ミツバツツジ」は日本固有種で、「万葉集」にも登場しています。
樹高は1m〜3m程度です。
葉は緑色で、菱形状広卵形です。
葉の縁は全縁で、少し波状になっています。
「ミツバツツジ」の開花時期は3月〜5月頃、総状花序で漏斗状の5深裂の花が咲きます。
花の色は赤紫色、桃色、白色で、花径は3㎝〜4㎝程です。
実は蒴果です。
「ミヤマツツジ」と「ミツバツツジ」の違い
「ミヤマツツジ」と「ミツバツツジ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミヤマツツジ」は雄しべが10本ですが、「ミツバツツジ」は5本です。
ミツバツツジ類の多くは雄しべが10本あります。
「ミヤマツツジ」と「ミツバツツジ」にはこのような違いが見られます。
まとめ
「ミヤマツツジ」の別称には、「ムラサキヤシオツツジ」、「ムラサキヤシオ」などがあります。
また、「ミヤマツツジ」の英語表記は「Albrecht’s azalea」などになります。
そして、「ミツバツツジ」には、「ムラサキツツジ」、「イチバンツツジ」などの別名があります。
今回は「ミヤマツツジ」と「ミツバツツジ」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「ミヤマツツジ」と「ミツバツツジ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。