この記事では、「清楚」と「上品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「清楚」とは?
「清楚」は「せいそ」と読みます。
意味は、「飾り気がなく、澄み切っていてけがれのないこと」です。
控えめでありながら、清潔感に溢れて好ましい様子を表します。
「清楚」の言葉の使い方
「清楚」は名詞・形容動詞として「清楚だ・である」「清楚なワンピース」などと使われます。
「清」は「きよ(い)」とも読み「水がきよらかに澄みきる」から転じて「けがれがなくさっぱりしている」「すがすがしい」という意味、「楚」は「すっきりしている様子」という意味、「清楚」で「けがれがなく、さっぱりしてすがすがしい様子」になります。
基本的に、派手ではなく清潔感がある様子に使われます。
「上品」とは?
「上品」は「じょうひん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「品物の品質が高級であること」という意味です。
2つ目は、「人や物が、優雅で品格のある様子」という意味です。
3つ目は「味や見た目が洗練されている様子」という意味です。
「上品」の言葉の使い方
「上品」は名詞・形容動詞として「上品だ・である」「上品な老婦人」などとつかわれます。
「上」は「うえ」とも読み「位置が高い」「時間・順序が先」「価値・程度がすぐれている」「地位・身分が高い」という意味、「品」は「しな」とも読み「しなもの」「そのものに備わっているねうち」「物や人の質によって分けた等級」という意味、「上品」で「そのものに備わっている価値や格が高いこと」になります。
基本的に、気高さや優美さなどが優れていることに使われます。
「清楚」と「上品」の違い
「清楚」は「けがれがなく、さっぱりしてすがすがしい様子」です。
「上品」は「そのものに備わっている価値や格が高いこと」です。
まとめ
今回は「清楚」と「上品」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。