この記事では、「ちゃんちゃんこ」と「どてら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ちゃんちゃんこ」とは?
「ちゃんちゃんこ」とは、「綿入りの袖なしは羽織りのこと」という意味です。
ダウンベストの様に中綿で袖がなく、前を紐で縛って合わせる様になっています。
「ちゃんちゃんこ」の言葉の使い方
「ちゃんちゃんこ」の語源は数多くありますが、生地に厚みがあっても袖がないので動き易く、てきぱき作業ができることから「ちゃんちゃん出来ること」から付けられたという説が有力です。
基本的に冬に子供が着る衣料ですが、日本では60歳を迎えた人が赤いちゃんちゃんこを着て、還暦を祝うという風習があります。
現在でも寒い地方で使われています。
「どてら」とは?
「どてら」とは、「厚い綿を入れて、大きく作った袖の広い着物のこと」という意味です。
ずっしりと中綿が入っていて、丈が長く、前には合わせ部分がありません。
「どてら」の言葉の使い方
「どてら」は「褞袍」と書きます。
関西地方で使われている言葉で、関東地方では「丹前(たんぜん)」と言います。
主に男性がお風呂上りに和服の上に羽織ったり、冬場の寝具として防寒用に使われ、現在でも寒い時期に使われています。
「どてら」の語源は「ててら」という言葉と言われ、「丹前」と同じ意味とされていますが、詳しい由来などははっきりしていません。
「ちゃんちゃんこ」と「どてら」の違い
「ちゃんちゃんこ」は「綿入りの袖なしは羽織りのこと」です。
「どてら」は「厚い綿を入れて、大きく作った 袖の広い着物のこと」です。
「ちゃんちゃんこ」の例文
「ちゃんちゃんこ」の例文は以下の通りです。
・『子供にお揃いのちゃんちゃんこを買う』
・『ちゃんちゃんこは動き易い』
「どてら」の例文
「どてら」の例文は以下の通りです。
・『暖房費節約のためにどてらにくるまる』
・『寝る時にどてらを掛ける』
まとめ
今回は「ちゃんちゃんこ」と「どてら」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。