この記事では、「雑談」と「私語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「雑談」とは?
「雑談」は「ざつだん」と読みます。
意味は、「様々な内容のことを気楽に話すこと」で、特にテーマを決めずに、とりとめのない話をすることです。
「雑談」の言葉の使い方
「雑談」は名詞として「雑談する・した」「雑談風」「雑談タイム」などと使われます。
「雑」は「入りまじる・まとまりがない」という意味、「談」は「語る」という意味、「雑談」で「あれこれまとまりなく語ること」になります。
「私語」とは
「私語」は読み方により意味が違ってきます。
「しご」と読む場合、「小さな声でひそかに話すこと」「公の場で、ひそひそと勝手に小さな声で話すこと」という意味です。
「ささめごと」と読む場合、「ないしょ話のこと、特に男女が恋愛感情を持って話すこと」という意味です。
「私語」の言葉の使い方
「私語」は名詞として「私語が多い」「私語を慎む」「私語禁止」などと使われます。
「私」は「わたくし」とも読み、「公でない個人の立場」「自分だけに関すること」という意味、「語」は「話す」という意味、「私語」で、「自分だけに関することを話すこと」になります。
「雑談」と「私語」の違い
「雑談」は「場に関係なくあれこれまとまりなく語ること」です。
「私語」は「公の場で自分だけに関することを話すこと」です。
「雑談」の例文
「雑談」の例文は以下の通りです。
・『主役が登場するまでしばらく雑談する』
・『初対面の人と雑談して打ち解ける』
・『著名人同士が雑談風に対談する』
「私語」の例文
「私語」の例文は以下の通りです。
・『オフィスでは私語を控える様にする』
・『会議中の私語は慎んでください』
・『大学で私語が多くて講義が聞き取れない』
まとめ
今回は「雑談」と「私語」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。