RPGにおける“てつのつるぎ”と“はがねのつるぎ”の違いを解説!この記事では、「軟鉄」と「鋼鉄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「軟鉄」とは?
古くからロールプレイングゲームで“てつのつるぎ”と称されるものに使われているのが「軟鉄」にあたると言っていいでしょう。
広義では炭素を含まない純度の高い鉄を指す場合がほとんどです。
狭義的にはゴルフのアイアンヘッドに使われる合金を指す場合もあります。
こちらの場合には低炭素鋼と呼ぶ場合が多いと言えるでしょう。
また漫画や小説で大量生産の鉄の剣が鋳型に入れられ、鋳造されるシーンを見掛けると思いますが、ほぼこれらは「軟鉄鋳造」を指すと言っていいはずです。
具体的には炭素含有率が0. 25%以下のものを指します。
「鋼鉄」とは?
ロールプレイングゲームでは固有名詞やファンタジー素材が使われていない剣では最強。
また漫画やアニメで主人公の剣が折られたりするシーンを多々見掛ける事があるでしょう。
現実的に「軟鉄」を斬る事のできる素材が「鋼鉄」にあたります。
定義は炭素を0. 25%〜2%含む合金。
もしくは複数の合金元素を加えた特殊鋼を指す場合の二種類に分かれます。
叩いて鍛える工程は創作作品では特にクローズアップ。
劇中の主人公が刀匠に“玉鋼”からオリジナルの字の剣や刀を授かるのは定番だと言っていいでしょう。
「軟鉄」と「鋼鉄」の違い
「軟鉄」と「鋼鉄」の違いを、分かりやすく解説します。
ひと言でいえば後者は低炭素の合金。
炭素含有率0. 25%〜2%で前者はそれ以下のものを指すと言っていいでしょう。
創作物では鉄と鋼の違いはその重さと硬さで表現される事が多く、ゲームなどではパラメータに影響を与えるほど。
これは一概に間違いではなく、両者の違いを端的に表しているとも言えます。
まとめ
「軟鉄」は炭素含有率が低く文字通り柔らかいのが特徴の純度の高い鉄を指すと言っていいでしょう。
「鋼鉄」は炭素の含有率の低い合金であり、低炭素鋼と特殊鋼の二種類に分かれます。
一般的に漫画やアニメの主人公が序盤に使う刀や剣で匠に焼き入れや叩かれ鍛えられる描写で使われるのは、ほぼ「鋼鉄」だと言っていいでしょう。
