この記事では、「当座資産」と「流動資産」の違いを分かりやすく説明していきます。
「当座資産」とは?
当座資産は、とうざしさんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、その場限りやさしあたり等の意味を持っている当座の漢字に、金銭や土地等の財産といった意味を所有している資産の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ当座資産は、現金や短期間で容易に現金化が可能な資産を表すのです。
直ぐに現金が必要となった場合に、どの位の現金を即座に用意出来るかを知る事が出来るのが、この当座資産となっています。
「流動資産」とは?
流動資産は、りゅうどうしさんと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、固定されずにながれてうごくという意味の流動の漢字に、資本にする事が可能な財産といった意味がある資産の漢字を加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から流動資産は、会計上の資産の中で1年以内に現金化や費用化が出来るものを示すのです。
意味合いから固定資産の対義語として、この流動資産の言葉が用いられたりします。
「当座資産」と「流動資産」の違い
当座資産と流動資産の漢字表記を比べてみると、当座と流動という漢字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。
所が後に続くのは資産の漢字であり、どちらも会計に関連した言葉として使用されていたりします。
とはいえ表現する意味には違いがあり、流動資産は1年以内に現金化が可能な資産を示すのです。
もう一方の当座資産は、現金や預金、売掛金に受取手形等、流動資産の中でも特に短期間で現金に換える事が出来る資産を表します。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、どちらも会計に関する言葉として利用されていたりするのです。
ただし指し示す意味には相違点もあり、流動資産は固定資産の対義語で、基本的に1年以内に現金化が可能な資産という意味で用いられる言葉となっています。
対する当座資産は、そんな流動資産の中で現金や預金、売掛金等、特に素早く現金化が出来る資産を表す言葉として使用されているのです。