この記事では、「根幹」と「根本」の違いを分かりやすく説明していきます。
「根幹(こんかん)」とは?
「根幹」には以下の意味が含まれています。
・「根と幹」
・「物事の大本」や「中心となるもの」
「根幹」の類義語には「根元(ねもと)」や「基礎(きそ)」、「基本(きほん)」や「基底(きてい)」、「根柢(こんてい)」や「基軸(きじく)」、そして、後述する「根本(こんぽん)」などがあります。
「根幹」の使い方
「根幹」は名詞として使われています。
「根本(こんぽん)」とは?
「根本」には以下の意味が含まれています。
・「物事が成り立っている基礎となるもの」
・「物事のおこり」
・「もともと」や「本来」
「根本」の類義語には先述した「根幹」をはじめ、「中心(ちゅうしん)」や「中枢(ちゅうすう)」、「中軸(ちゅうじく)」や「主体(しゅたい)」、「要(かなめ)」などがあります。
「根本」の使い方
「根本」は名詞としてや、「副詞」として使われています。
「根幹」と「根本」の違い
「根幹」と「根本」にはいずれも「物事の基礎や大本となるもと」という意味が含まれています。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「根幹」の例文
・『これらの言語の根幹となっているのは、古代の欧州で使用されていたものである』
・『侘び寂びの根幹を成しているものは、儚さに美しさを見出す精神である』
「根本」の例文
・『あの人とは根本的に性格が合わないようだ』
・『元を辿ると、特権階級の専制政治が国を衰退させた根本であるようだ』
まとめ
「根幹」とは、「根と幹」、「物事の大本」や「中心となるもの」などの意味を含める言葉です。
「根本」とは、「物事が成り立っている基礎となるもの」や「物事のおこり」、「もともと」などの意味を含める言葉です。
「根幹」と「根本」にはいずれも「物事の基礎や大本となるもと」という意味が含まれており、2語は類義語の関係に当たると言えます。