この記事では、「営業損失」と「営業赤字」の違いを分かりやすく説明していきます。
「営業損失」とは?
「営業損失」は「えいぎょうそんしつ」と読みます。
意味は、「会社の営利活動において、かかった費用が収益を上回り、取引に関する収支がマイナスになること」です。
ビジネスに関係する勘定でマイナスになることを表します。
「営業損失」の言葉の使い方
「営業損失」は、損益計算書(P/L)上で、マイナスになった状態に使われます。
具体的には「売上総利益(粗利益)」から「販売費及び一般管理費(販管費)」を差し引いた金額がマイナスになり、「損失」となった状態です。
「営業赤字」とは?
「営業赤字」は「えいぎょうあかじ」と読みます。
意味は「社の営利活動において、かかった費用が収益を上回り、取引に関する収支がマイナスになること」、つまり上記で紹介した「営業損失」と同じです。
「営業赤字」の言葉の使い方
「営業赤字」は、「営業損失」と同じ意味で使われます。
ただし、正式な会計用語ではなく、口語として使われる言葉です。
「赤字」とは、「帳簿上、収入よりも支出が多かった場合、その結果の数値を赤字で記入すること」から使われる様になった言葉です。
一般的に「マイナスの結果」になった時に幅広く使われる言葉です。
「営業損失」と「営業赤字」の違い
「営業損失」は「会社の営利活動において、かかった費用が収益を上回り、取引に関する収支がマイナスになること」です。
「営業赤字」は「営業損失と同じ意味、赤字は口語表現」になります。
「営業損失」の例文
「営業損失」の例文は以下の通りです。
・『四半期の営業損失が前年度を上回る』
・『これ以上営業損失が出ると会社が危うい』
・『営業損失を防ぐ為に未収金を回収する』
「営業赤字」の例文
「営業赤字」の例文は以下の通りです。
・『営業赤字が続いたのでボーナスが出ない』
・『営業赤字が出たが不動産で黒字が出ている』
・『円安により来月は営業赤字が予想される』
まとめ
今回は「営業損失」と「営業赤字」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。