鉄道に関係する仕事として「駅員」と「車掌」があります。
それぞれどのような仕事で何が違うのでしょうか。
今回は、「駅員」と「車掌」の違いを解説します。
「駅員」とは?
「駅員」とは、「鉄道の駅で業務に従事する人」を指す言葉です。
「駅員」の使い方
改札業務や窓口業務、利用客の案内など駅に所属し駅の利用客を相手に働く鉄道会社の職員を指します。
「駅員」は駅で働く職員の総称であり各鉄道会社では駅務係や輸送係など個別の名称が設けられています。
「駅員」を正式名称として用いている鉄道会社はありません。
近年は鉄道会社ではなく鉄道会が社設立した子会社に所属して働くケースが増えています。
駅で働いている人でも売店の販売や清掃員などは「駅員」に含まれません。
「車掌」とは?
「車掌」とは、「公共交通機関に乗務し乗客に対応する職員」を指す言葉です。
「車掌」の使い方
鉄道やバスなどの公共交通機関の乗り物に乗り込む職員のうち主に客対応を担当する職員を指します。
運転士や機関士のように乗り物を動かす役割ではなく乗車券をチェックしたり貨物の輸送状況を確認したりなど運転以外の業務を担当します。
トラブルが起きた時の避難誘導や乗客への対応など客の安全を守る重要な役職です。
「駅員」と「車掌」の違い
鉄道の駅で働くのが「駅員」、乗り物に乗り込んで働くのが「車掌」という違いで区別されます。
「駅員」は駅が基準なので鉄道関係にのみ存在する仕事であるのに対し、「車掌」は鉄道だけでなくバスなど道路交通関係にもある仕事です。
鉄道会社では人事異動により「駅員」から「車掌」になることもあります。
「駅員」の例文
・『駅員に乗り換えを尋ねる』
・『駅員が列車の到着を確認する』
「車掌」の例文
・『車掌が切符を検札する』
・『ワンマン列車なので車掌はいない』
まとめ
「駅員」と「車掌」は鉄道に関係すること以外全く別の仕事です。
それぞれどんな仕事なのかを理解し区別してください。