「衰える」と「弱まる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「衰える」と「弱まる」の違いとは?違い

この記事では、「衰える」「弱まる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「衰える」とは?

力や機能、勢いなどが以前よりも低下することを意味します。

年齢や病気、環境の変化などによって、元の状態を維持できなくなることを指します。

例えば、「記憶力が衰える」「肌のハリが衰える」「文化が衰える」などのように使用します。


「弱まる」とは?

だんだんと段階的に弱くなることを意味します。

強度や量、程度などが減少することを指します。

例えば、「雨が弱まる」「地震の揺れが弱まる」「影響力が弱まる」などのように使用します。

また、「弱まる」は、弱くなる対象が現在に強いことを前提としている言葉です。

つまり弱くなる原因は、外的な要因によることが多いと考えられます。


「衰える」と「弱まる」の違い

「衰える」「弱まる」の違いを、分かりやすく解説します。

「衰える」「弱まる」の違いは、何について言っているかという点と、弱くなる程度という点が挙げられます。

「衰える」は、元々強かったものが、比較的大きく弱くなることを言います。

その一方で、「弱まる」は、元々弱かったものが、比較的小さく弱くなることを言います。

「衰える」の例文

・『どんなに健康的な人間も、いずれは衰えることになる』
・『その歌手の人気が日本で衰えると同時に、彼女の名前をメディアで聞かなくなった』

「弱まる」の例文

・『彼の心臓の鼓動が弱まるのを感じた』
・『地震が起きたが、振動が徐々に弱まることが分かった』

まとめ

「衰える」「弱まる」の違いは、前者は元々盛んだったものが衰退することを指し、後者は元々強かったものが減少することを指すという点です。

また、「衰える」は主に生命力や活力などに関するものに使われ、「弱まる」は主に物理的な強さや程度などに関するものに使われます。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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