この記事では、「考案」と「立案」の違いを分かりやすく説明していきます。
「考案(こうあん)」とは?
「考案」とは、「工夫して考え出すこと」を意味する言葉です。
「考案」の使い方
「考案」は名詞としてや、動詞として「考案する」のように使われています。
「立案(りつあん)」とは?
「立案」とは、「工夫して計画を立てること」や「案を立てること」、「草案や文案をつくること」を意味する言葉です。
「立案」の使い方
「立案」は名詞や動詞としてや、「立案する」のように使われています。
「考案」と「立案」の違い
「考案」は「工夫して考え出すこと」という意味を表し、「立案」には「工夫して計画を立てること」や「案を立てること」などの意味が含まれています。
したがって、「立案」の含める意味の中に「考案」の意味も包括されていると解釈できます。
「考」は「かんがえる」や「思い巡らす」の他、「調べる」や「試す」、「死んだ父」という意味を含める漢字です。
「立」は「たつ」や「たてる」、「定まる」、「成り立たせる」、「季節が始まる」などの意味を含める漢字です。
そして、「案(あん)」とは「考え」や「計画」、「予想」、「推量」、「文書の下書き」、「草案」などの意味を表す言葉になります。
「考案」の例文
・『時代に則した新しい事業を考案する』
・『危機的状況を打開するための策を考案しなければならない』
・『クライアントの意見を参考に、新たなデザインを考案した』
・『彼の考案した商品は瞬く間に大ヒットとなった』
「立案」の例文
・『私が企画、立案したプロジェクトがようやく軌道に乗った』
・『彼が展開している事業は元々は弟が立案したものらしい』
・『この制度は当時の好景気を背景にして立案されたものである』
・『この製品の立案には、かの有名人も携わっている』
まとめ
「立案」は複数の意味を表す言葉であり、その意味の中に「考案」の意味も含まれているということでした。