「ヒートポンプ乾燥」と「ヒーター乾燥」の違いとは?分かりやすく解釈

「ヒートポンプ乾燥」と「ヒーター乾燥」の違いとは?違い

この記事では、「ヒートポンプ乾燥」「ヒーター乾燥」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ヒートポンプ乾燥」とは?

「ヒートポンプ乾燥」とは空気中の熱を使って温風を発生させ、それによる空気中の除湿によって内部を乾燥させる方法です。

内部の温度は高まりますが最高でも65度程度とそれほど高くならないので衣類が傷んだり熱で縮んだりしにくい特徴があります。

電気を使って一から熱を生んでいるわけではないので電気代もかかりにくいですが、衣類が熱くならない分カビが死滅しないでかび臭くなる場合もあり注意が必要です。


「ヒーター乾燥」とは?

「ヒーター乾燥」とは電気で熱を発生させて温風を作りドライヤーのようにして内部の洗濯物を乾燥させる方法です。

電気で熱を作ることから電気の消費量が多く内部は100度近い高温になります。

そのため衣類が傷みやすく電気代も高いものの熱による殺菌作用が期待できるので天日干ししなくてもかび臭くなりにくいのがメリットです。


「ヒートポンプ乾燥」と「ヒーター乾燥」の違い

「ヒートポンプ乾燥」「ヒーター乾燥」の違いを、分かりやすく解説します。

空気の熱を利用して空間を除湿して乾燥させるのが「ヒートポンプ乾燥」で、電気の熱で温風を当てることで水分を飛ばすのが「ヒーター乾燥」です。

「ヒートポンプ乾燥」は電気代が少なく衣服も傷みにくいのがメリットで、「ヒーター乾燥」は除菌もできるのがメリットになります。

デメリットとなるのは「ヒートポンプ乾燥」の場合生乾きになったりカビ臭くなる可能性がある点、「ヒーター乾燥」の場合は電気代が高く物によっては水道代もかかったり排熱で室温が高くなる可能性がある点です。

まとめ

エコな乾燥機として注目されている「ヒートポンプ乾燥」は実際にエコで衣服に優しいメリットもありますがすべての面で「ヒーター乾燥」より良いわけではありません。

結局は一長一短なので「ヒートポンプ乾燥」だけにはなっておらず、「ヒーター乾燥」の乾燥機も生産され続けています。

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