「念押し」と「駄目押し」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「念押し」と「駄目押し」の違いとは?違い

この記事では、「念押し」「駄目押し」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「念押し」とは?

相手が本当に注意して物事に取り掛かれるか何度も確認することを「念押し」【ねんおし】といいます。

どうも相手が忘れっぽい人であるとき、心配なので絶対に忘れないよう何度も確認するのです。

それほど何度も言われると本人も強く注意して行動します。

職場では過去に失態した部下に対して上司が絶対成功するように何度も言い聞かせて、本人に自覚させるのです。


「駄目押し」とは?

伝えた内容を把握しているか相手に念のために確かめることを「駄目押し」【だめおし】といいます。

元々は勝敗が見えている段階であるのに、押したり倒すといった行為から間違わないようさらに念を押すといった行為につながるわけです。

「担当する者に駄目押しした」というように、絶対に間違わないよう話したことを今一度何だったか確かめます。


「念押し」と「駄目押し」の違い

「念押し」「駄目押し」の違いを、分かりやすく解説します。

慎重に何度も相手に内容を繰り返して確認するという意味で使われている言葉が「念押し」です。

もう一方の「駄目押し」は絶対にないように間違いがないか相手に確かめるといった意味があります。

「念押し」の方がしつこく確認する行動を指すため、相手も間違いがないよう注意して行動するわけです。

とくに、忘れ物が本当にないかくれぐれも気をつけるように伝えるとき使います。

「念押し」の例文

・『飛行機に乗る時間を忘れないよう何度も弟に念押しした』
・『あれだけ念押したのに、妹は車庫の鍵を閉め忘れた』

「駄目押し」の例文

・『取引先に駄目押しで商談する日を確かめるよう部下に指示した』
・『電話で何度も駄目押しするも時間に遅れてきた彼氏と別れた』

まとめ

「押し」は同じですが、「念」「駄目」の違いによりどの程度相手に確かめるかが異なります。

言葉の意味を調べて、使い方を学んでみましょう。

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